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歯科選びに無関心な日本人は、欧米人と違いオーラルケアに無頓着過ぎる?

皆さんは、普段歯のケアにどれだけ気を配っているだろうか?毎日3回、食後にしっかり歯磨きをしている人はそれ程多くないと思われるが、生まれつき歯が丈夫で虫歯になりにくい体質であれば、歯医者のお世話になることがほとんどないという人もいるのかもしれない。

しかし、人生100年時代を迎えるにあたって、歯周病を含めて口腔内の健康に全く注意を払わなくて済むという人はほぼいないと言っていいだろう。



日本人は治療のために歯科へ行くが、諸外国では事情が全く違う


多くの日本人は、歯の痛みを自覚してそのまま放置できないくらいの症状になった時や、過去に治療した歯の詰め物や被せ物が取れてしまった場合に、その治療のため仕方なく歯医者へ行くというのが実態ではないだろうか。


そもそも論であるが、「歯科の受診=治療」という日本人の認識は誤っている。


諸外国では、大半の人が歯科に「予防のために通院する」という考え方が常識になっているからだ。


随分前のことになるが、筆者が米国カリフォルニア州の大学へ留学した時、親不知の痛みが酷かっため現地で歯科を受診した経験がある。その際、米国では歯科クリニックに通院する理由の約8割が歯のクリーリング、そして5割以上が治療でなく「虫歯の予防」のために通院しているという話を歯科医から聞いた。

その時、日本と米国では、歯の健康や歯科受診に対する考え方が大きく違うことを強く実感した。



欧米では、6割の人が予防のために歯科通院をすることなどオーラルケアに対する意識が高いことが明らかに


歯磨き用品などの一般用消費財メーカー大手のライオンが実施した「日本・アメリカ・スウェーデン3カ国のオーラルケア意識調査2014年」によると、日本人の歯科通院目的は全体の6割が「虫歯治療」であるのに対し、欧米では約6割が「予防のため」に通院していることが明らかになっている。

https://www.lion.co.jp/ja/company/press/2014/pdf/2014023.pdf


普段から食事の後に、ガムやミントタブレットを利用して口臭予防をしている男性は筆者の周りにいるし、またランチ後は必ず歯磨きをしてオーラルケアをしている女性を多く見かける。

しかし、欧米人と比べるとそんな日本人の対策方法はまだ不十分といったところなのだろう。アメリカ人やスウェーデン人の徹底したオーラルケアへの高い意識が、この意識調査から伺える。



日本人の歯医者選びは間違っている


ところで、皆さんは歯医者をどの様にして選んでいるだろうか?

「家の近くにあるから」などの些細な理由だけで歯科クリニックを決めている人がかなり多いと思われる。

筆者の自戒の念を踏まえて言わせてもらうと、「歯科医はしっかりと選ばなければ、確実に損をする」と断言しよう。


筆者は、かつて1年前につけたばかりのセラミックスの被せ物(クラウン)が、食事中に割れてしまったことがある。早速、治療をした歯科医院に行って保証について相談すると「治療後に定期的にメンテナンスを受けに来ないと保証は効きまません』とぞんざいな対応をされ、再治療費として6万円が請求されると説明を受けた。治療を受けた際、5年間はクラウンを無償で保証すると説明を受けていたため筆者は納得がいかず、その時点で歯科クリニックを変えて治療をし直した。


その歯科医院では、クラウンの治療が終わった時点で、次の診察の予約の話はなく、その後の定期メンテナンスの案内もなかったので、治療完了で通院は終わりだと思っていた。

「たまたま勤務先の近くにあるから便利だ」と歯科クリニックを安易に選んでしまった自分の過ちだと大変後悔している。


日本全国には、開業している歯科医院が6万以上もあると言われているが、その中から信頼できる歯科医を選ぶのは至難の技だろう。でも、歯科医は慎重に選ばなければ、いい加減な治療をされたり、ぼったくりに近いくらい高額な請求をされる可能性もある。ましてや、自費診療や治療が長引くとされる歯周病治療を受ける場合には、特に注意が必要だと肝に命じて欲しい。


筆者の60歳代の相談顧客で、インプラント治療を受けた人がいるのだが、歯科医院での事前説明が不十分(インプラント治療は、喫煙者や特定の骨粗しょう症などの疾病がある場合は不向きであることなどの説明が曖昧だった)だったために、治療後の経過が悪く、最終的に大学病院の口腔外科で再手術を受けることになった。総額で100万円を超える高額な治療費はもちろんのこと、この方が受けた心身の負担は相当なものであったと察せられる。

歯科選びは、慎重にも慎重を期すべきなのだ。


次回コラムでは、賢い歯科選びについて考えてみたい。

at 20:08, gmoneylife, -

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