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疾病特約付き住宅ローンとは

昨日、住宅を購入する予定の30代後半のご夫婦の相談を受けました。現在は2LDKの賃貸マンション暮らしですが、来年お子さんの幼稚園入園を期により広い住環境を移るためマンションを購入したいとのことです。資金計画は随分前から計画的に進められていたようで、頭金も1,000万円ご用意されているとのこと。今後の金利上昇を踏まえれば、長期固定金利の住宅ローンを軸に検討することが基本になりますが、ご相談者が団体信用生命保険や最近一部の銀行から登場し話題になっている「3大疾病特約付き住宅ローン」について十分に理解されていないということで、分かり易くご説明致しました。

●●そもそも団体信用生命保険(通称・団信)とは・・・・
融資を受けている人を被保険者、生命保険金の受取人を銀行等とする生命保険で、被保険者が死亡または所定の高度障害状態になった場合、その保険金で債務が弁済されるというもの。民間融資では原則加入であり、通常はローン金利に団信保険料を含んでいる(上乗せされる)ことが多いです。

「3大疾病特約」というのは、被保険者(一家の大黒柱)の死亡や高度障害になった場合以外でも所定の疾病(ガン・心筋梗塞・脳卒中等)と診断された場合に保険給付金を受け取り、ローン残債を弁済できるというものです。これは大疾病で長期入院や闘病生活を余儀なくされて、仕事ができなくなる場合でも住宅ローンの返済を心配しなくて良いという点で、安心できる特約といえるでしょう。

尚、この疾病特約にかかる保険料は、ローン金利に上乗せされますが、決して無視できるほど安くはありません。例えば、ガンのみ保障型の場合、対象住宅ローンの店頭金利にプラス0.2%が上乗せされます。他の大疾病も保障するのであれば、プラス0.3%が上乗せされます。(三井住友銀行の三大疾病保障付き住宅ローンのケース)

ただし、どのようなケースで、保険金や診断給付金が支払われるのかということを、契約前にしっかりと確認することが大切です。通常のガン保険同様に、保険引き受け後(融資実行後)3ヶ月以内にガンと診断された場合は、診断給付金は支払われません。また上皮内新生物も診断給付金の対象外となるケースが多いです。

また、すでに加入している医療保険やガン保険と保障が重複しないかどうかも大切な留意点です。

●●過熱する住宅ローン獲得競争
最近の各金融機関は、住宅ローンの獲得にしのぎをけずっています。一部の銀行では総貸出金に占める住宅ローン残高の比率が驚くほど高くなり、具体例を挙げれば、スルガ銀行62.4%、泉州銀行55.6%、近畿大阪銀行41.8%といった具合です。

大手銀行・金融機関にとって、住宅ローンは個人顧客と取引のメイン化を図る上での中核商品ですので、これから金融機関同士で様々な攻防が繰り広げられることでしょう。特に今後ローン金利が上昇していくことが予想されまる中、単なる融資金利の競争だけでなく、この「3大疾病特約」等の付加サービスで他社との差別化をし、住宅ローン商品の魅力アップを図っていくことでしょう。

●●住宅購入を予定する方々の留意点は?
住宅ローンを選ぶ際の最大ポイントは金利です。今後の金利上昇局面を鑑みて、長期固定金利型(フラット35等)を基本に考えることが大切です。様々な
特約つきの住宅ローン商品のメリットだけでなく、それにかかる特約料(上乗せ金利)やデメリットも見極めましょう。また先にも述べましたが、すでに加入している医療保険との保障の重複もしっかりチェックすること。


at 18:17, gmoneylife, -

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