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日本の高物価、今は昔!?

諸外国の通貨に対して、円安傾向が続いている。皆さんご承知の通り、ユーロは対円で史上最高値である167円台をつけて高値圏で推移している。ユーロだけでなく、英ポンドやオセアニア通貨などに対しても、円は全面安である。唯一の例外は、ドル円レート(6月29日現在で123円前後の水準)だけである。市場関係者間でよく言われる「円安・ドル安傾向」が最近の外国為替市場の状況を言い表しているといえましょう。
さて、今週、当FP事務所の顧問客との面談時に話題になったヨーロッパ諸国の物価状況について少しお話したい。
その顧問客が、6月上旬にロンドンに旅行で滞在中に、市内の地下鉄を利用したところ、初乗り料金が日本円換算で約1,000円したとのこと。またドラッグストアでミネラルウォーターを購入しようとしたら600円程度するのにびっくりした等々。
昨今のロンドンの物価上昇はすさまじいと言われているが、ポンド高・円安がさらに日本人旅行者の財布を直撃しているようです。
フランスやドイツなどEU諸国を旅行する場合でも、おそらく状況は同じである。
ところで、1980年代半ばの調査では、東京の物価水準は、OECD加盟国の中で第一位であった。因みに、第2位はチューリッヒ(スイス)で東京とほぼ方を並べていた。また、国民一人当たりのGDPでみても日本は80年代後半の一時期、世界でトップであった。
では、今はどうか? 同様の調査では、東京の物価水準は第12位〜15位のあたりのようです。
かつて、日本がバブル景気で世界ナンバーワンの経済大国といわれていた頃、日本人は「Economic Animal」である一方、住宅環境は「ウサギ小屋」と揶揄されていました。
現在の日本の住環境が改善されているという実感は個人的にはないが、百円ショップ等が盛況であったり、デジタル家電の価格下落が続いているという状況を考えると、デフレ下で物価水準は、かつてに比べて相当下がってきたことは事実です。
まさに、日本の高物価はまさに、「今は昔」といえるでしょう。
先の顧問客からの相談で、数年前に購入したユーロ建て債券が満期を迎えるが、その後の運用はどうしたら良いでしょうか?という質問がありました。購入当時のユーロ円レートは、115円〜120円の水準です。老後の生活資金のために、随分為替差益がある時に、円に換えるのも一案ですが、ユーロ圏の金利先高期待や、昨今の円安によるの日本円の購買力の低下を考えるとユーロのまま保有(MMF等)されることが、保有金融資産の実質的な目減りを防ぐことになり、また通貨分散というリスク分散効果を保持できるということをアドバイスしました。

at 17:36, gmoneylife, -

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